東電OL殺人事件。東京高裁が無期懲役のネパール人被告に再審開始を決定

東京都渋谷区のアパートで平成9年、東京電力の女性社員=当時(39)=を殺害して現金を奪ったとして強盗殺人罪に問われ、無期懲役が確定したネパール人、ゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者(45)の再審請求審で、東京高裁(小川正持裁判長)は7日、再審開始を決定した。

 東電OL殺人事件の再審開始がようやく決定される。昨年、検察が開示していなかった証拠から第三者のDNAが発見された事件で、有罪判決は壊れていた感じがした。第一審が無罪だったように、もともと高裁・最高裁判決には無理があるようにも見えたし、このまま無罪判決が出ることになるのかなあ(ちなみに第一審と並行するように書かれた佐野眞一氏の『東電OL殺人事件』は判決前から冤罪論だった)。有罪判決は検察と裁判所が蜜月時代の判決だったのだろうか(それでは被告はたまらないけど)。そして、遅ればせながら、司法制度改革が問題を是正しつつあるのだろうか。
★東電OL殺人事件 無実のゴビンダさんを支える会 => http://bit.ly/MfV2Z6
★マイナリ元受刑者釈放される 東電OL殺害 | 日テレNEWS24 => http://bit.ly/NN7oaP
★「裁判所の姿勢評価」 日弁連会長が声明 - MSN産経ニュース => http://bit.ly/MfW1IA

東電OL殺人事件 (新潮文庫)

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