週刊文春の「小沢一郎 妻からの『離縁状』」スクープ。なぜか、新聞もテレビも黙殺

 週刊文春が14日発売の6月21日号で大スクープ。週刊文春のウェブにも記事があって、そこでは、こんな形で紹介している。

民主党小沢一郎元代表(70)の和子夫人(67)が、昨年11月に地元・岩手県の複数の支援者に、「離婚しました」という内容を綴った手紙を送っていたことがわかった。便箋11枚にも及ぶ長い手紙の中で、和子夫人は、昨年3月の東日本大震災後の小沢元代表の言動について触れ、「このような未曾有の大災害にあって本来、政治家が真っ先に立ち上がらなければならない筈ですが、実は小沢は放射能が怖くて秘書と一緒に逃げだしました。岩手で長年お世話になった方々が一番苦しい時に見捨てて逃げだした小沢を見て、岩手や日本の為になる人間ではないとわかり離婚いたしました」と書いている。

角栄になれなかった男 小沢一郎全研究 『角栄になれなかった男 小沢一郎全研究』の松田賢弥氏と週刊文春取材班の特報。昨年11月の手紙というので、怪文書の危険性とかないのか、と思ったが、小沢一郎氏の事務所は、手紙の中にある事実は異なると言っても、手紙自体が偽物だと主張したり、名誉毀損で訴えるとか言い出していないところを見ると、夫人の手紙であることは確かなのだろう。
 とすると、不思議なのは、このニュースを産経新聞を除き、ほとんどの大手新聞・テレビが黙殺していること。どこも、そんな話などなかったかのように小沢氏の消費税に関するコメントを載せ、テレビも知らぬふり。スキャンダル大好きのワイドショーでさえ沈黙している。この異様な沈黙は何なのだろう。それとも、原発事故でも、オリンパス事件でも、自ら隊列を崩そうとしない、これが日本のメディアなんだろうか。ウェブでも、雑誌でも読める周知の事実であっても、自分たちが報じない限り、それは存在しないものという発想なのだろうか。自分たちで取材して、事実は違うというのならば、それはそれで報道すればいいのに...。
 それとも、海外メディアが取り上げたら、追っかけようという考え方なのだろうか。雑誌やウェブはシカトでいいと...。だとすると、韓国の朝鮮日報は報じていたが、フィナンシャル・タイムズニューヨーク・タイムズならば動じても、韓国メディアひとつでは取り上げるに足りないとか、やはり海外にも序列があるのだろうか。消費税問題で時の人でもあるし、外国人記者クラブ小沢一郎氏に会見を申しこめばいいのだろうけど、師・田中角栄が外国人記者クラブでの会見を機に失脚したことを知っているだろうから、小沢氏も今は受けないんだろうなあ。
 で、ホントのところ、震災の後、小沢氏は何度、岩手に足を運んだのだろう。気になるなあ。
小沢一郎夫人が支援者に「離婚しました」 - 週刊文春WEB => http://bit.ly/KsGO9R
★【甘口辛口】「小沢は放射能怖くて逃げた」週刊誌報道に驚き - MSN産経ニュース => http://bit.ly/LqzqGM
小沢一郎氏、夫人の暴露で窮地に!? 週刊文春、離婚について暴露する夫人の手紙を公開 - 朝鮮日報 => http://bit.ly/Lqidgz
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