- 作者: 矢島祐利
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1965/02/20
- メディア: 新書
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目次で内容を見ると...
1.アラビア科学の意義と役割
2.アラビア科学の始まり
3.数字と数学
4.占星術と天文学
5.物理と技術
6.錬金術と化学
7.医学・薬学および博物学
8.地理と歴史
9.哲学
10.アラビア科学の西欧への伝達
アラビア科学の繁栄期は、9〜12世紀という。学問の担い手は、アラビア人、イスラムだけではなく、ユダヤ人も他の民族も入っていた。それほど開放的で、先進的だった文化がどこで変わってしまったのか。十字軍に代表されるような西欧の野蛮人の暴力的な侵略のためなのかどうか。なぜ、変質していったのか。今度はそのあたりも勉強してみようか。あるいは、トルコの作家、オルハン・パムクの小説あたりを読むと、イスラムと西欧の文化的関係が意外と見えてきたりするのだろうか。