ウィンブルドン女子は、セリーナ・ウィリアムズが2年ぶり5回目の優勝

テニスのウィンブルドン選手権第12日は7日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、女子シングルス決勝で、第6シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)が、4大大会で初めて決勝に進んだ第3シードのアグニエシュカ・ラドワンスカポーランド)を6−1、5−7、6−2で破り、2年ぶり5回目の優勝、優勝賞金115万ポンド(約1億4200万円)を獲得した。30歳のウィリアムズは4大大会通算14回目の制覇で、30代の選手としては90年ウィンブルドンマルチナ・ナブラチロワ(米国、当時33歳)以来の優勝となった。

 ウィンブルドンの女子シングルス決勝。第2セットの途中から見たのだが、第1セットは楽勝したセリーナ・ウィリアムズがラドワンスカのしつこい返しに我慢しきれず、リズムを崩し、半ば自滅するような形で、第2セットを落としてしまい、セットカウントは1−1のタイに。これは流れはラドワンスカかと思ったのだが、第3セットに入ると、セリーナが立て直し(ラドワンスカは体調不良でもあったらしいが)、最後は30歳のセリーナが勝利し、5回目の優勝。姉のビーナス・ウィリアムスはウィンブルドンで既に5回優勝しており、試合後のインタビューで、セリーナは「お姉さんが持っているものは私もみんな欲しいの」というようなことを話していた。
 さてさて、これで男子シングルス決勝で、フェデラーがマリーを破って優勝すると、2003年大会と同じ優勝選手コンビということになってしまう。マリーは英国の意地をかけて、ぶつかってくるのだろうし、フェデラーは「芝の王者」の座を守れるかどうか。ホームでの戦いが、マリーにとって力となるのか、あるいはプレッシャーとなるのか、それもわからないなあ。ともあれ、明日が楽しみです。
セリーナ・ウィリアムズ - Wikipedia => http://bit.ly/LwYdyF
★ビーナス・ウィリアムズ - Wikipedia => http://bit.ly/LwYcuq

ビーナス&セリーナ 勝つテニス―ウィリアムズ姉妹の練習ノート

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