ロンドン五輪・男子サッカー準決勝。日本はメキシコにリベンジされ、韓国と3位決定戦へ

ロンドン五輪は7日、サッカー男子の準決勝を行い、日本はメキシコに1─3の逆転負け。女子に続く初の決勝進出は果たせなかった。(略)もうひとつの準決勝ではブラジルが韓国を3─0で下し、宿願だった初の五輪金メダルに王手をかけた。日本は銅メダルをかけて10日に行われる3位決定戦を韓国と戦う。メキシコ─ブラジルの決勝戦も同日行われる。

 やはりオリンピックは簡単ではなかった。44年前、メキシコ五輪では、日本が開催国のメキシコを破り、銅メダルをとったわけだが、きっちり、そのリベンジをされた形。大津が先制ゴールを決めたときは、このまま行けるかと思ったが、コーナーキックから同点に追いつかれる。ここまでは想定の範囲内だと思うのだが、後半、ミスから失点。あとは、悪い時の日本に戻ってしまった。ミスが多く、連携は悪いし、判断は遅いし...。肉体的にもきつかっただろうし、それ以上にアタマが疲れているようにも見えた。メキシコの選手たちのほうがメンタルでも、スピードでも勝っていた。
 というわけで、次だなあ。優勝決定戦はブラジル対メキシコの中南米対決。3位決定戦は、日本と韓国の因縁の対決。韓国は強いだろうし、メンタルの戦いになるんだろう。肉体的には、お互い疲れ切っているだろうから、どれだけメダルに執念を持つかの勝負になるんだろうなあ。