ワイルド・スピード MEGA MAX

 ヴィン・ディーゼルポール・ウォーカーの「ワイルド・スピード」シリーズの第5作。このシリーズ、やはりヴィン・ディーゼルが出ないと、面白さも迫力もスピードダウンする。今回の舞台は、ブラジル。ブラジルだと、何でもありみたいになってしまって、カーアクションも銃撃戦もパワーアップしている。共演が、ドゥエイン・ジョンソン(昔みたいに「ザ・ロック」の名前で通せばいいのに)だから、迫力も満点。悪役のボスは、ホアキン・デ・アルメイダ。昔は「グッドモーニング・バビロン」にも出ていて人なのに、最近はラテン系犯罪組織の役が多いなあ。女優陣では、ガル・ガドットの美貌が目立った。イスラエル出身のモデル・女優だという。
 ともあれ、TVゲームのようなアクション場面を何も考えずに楽しむような映画。ここまでジェットコースター・ムービーに徹すれば、立派。アクションの質も高い。これで、ミシェル・ロドリゲスが出てきたら、万全なのに、と思っていたら、最後にちょこっと顔を出す。さらに続編を作る気なんだろうか。今後は「GIGA MAX」とでもするんだろうか。