セネガル、ドログバのコートジボワールに大差つけられ観客が暴動。催涙ガスも打ち込まれ、試合は中止に
セネガルの首都ダカールで行われたアフリカネーションズ杯予選2回戦第2戦のセネガル―コートジボワール戦で13日、観客が暴動を起こし、試合が中止される事件が起きた。コートジボワールの主将でエースのFWドログバ(上海申花)が後半開始直後にPKを蹴ろうとしたところ、観客が乱入。ドログバに駆け寄ったが警備員が阻止し、この日2点目となるPKが決まり2戦合計スコア6―2とコートジボワールの本大会進出が決定的に。すると、セネガルの地元観客から物が投げ込まれ、イスなど会場設備に火を付け騒ぎだした。さらにアウェー側のコートジボワール・サポーターに向け攻撃を始めたところ、警備隊から催涙ガス弾が打ち込まれ、14分を残して試合は中断。その45分後に中止が決定した。
1969年に、中米のエルサルバドルとホンジュラスがワールドカップ予選の対戦をきっかけに武力衝突に発展した「サッカー戦争」というのがあったというけど、中南米やアフリカでは、サッカーの勝負は大変なことなんだ。アフリカネーションズカップ予選で、セネガルと対戦したコートジボワール。あまりの大差にセネガルの観客の怒りに火をつけてしまったらしい。たぶん、サッカーの試合以前に、もろもろの社会的な不満があって、それが発火したんだろうけど、それにしてもアウェーで乗り込む選手たちは大変だな。ドログバもアフリカに戻ると、命がけでプレイすることになる。それに比べれば、イングランド・プレミアリーグも、中国リーグも、チャンピオンズリーグのプレッシャーなど大したことないのかもしれない。
★サッカー戦争 - Wikipedia => http://bit.ly/P3u9wf
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