東電OL殺人事件。東京高裁の再審で、検察は無罪を求める意見。来月、無罪判決が...

平成9年に東京電力の女性社員が殺害された事件で、無期懲役が確定していたネパール人男性の再審=やり直しの裁判が東京高等裁判所で行われ、検察は、無罪を求める異例の意見を述べました。審理は30分ほどで終わり、来月7日に無罪の判決が言い渡されて確定することになりました。

 平成9年は1997年。この年、神戸では酒鬼薔薇事件が起こり、消費税が3%から5%に引き上げられ、パリでダイアナ妃が交通事故死し、年末には三洋証券、北海道拓殖銀行山一證券が経営破綻する金融危機になったのだなあ。それから15年。ようやく検察が無罪を認めたわけで、あまりにも長い歳月だなあ。まあ、ここで認めただけ、ましだったともいえるけど...。この事件を冤罪として描いた『東電OL殺人事件』の佐野眞一氏、今は別の問題で主役だなあ。歳月の重みを感じます。
★マイナリさん「大切な時間失った」=弁護団らに感謝―東電女性社員殺害 時事通信) - Yahoo!ニュース => http://bit.ly/S5nLBB

東電OL殺人事件 (新潮文庫)

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