猿の惑星:創世記(ジェネシス)

 次から次へと創り出される「猿の惑星」シリーズの最新作。進化した知能が発達した猿が人間に反乱を起こすというコンセプト以外、もはや第1作とは関係がなくなっている感じもするが、今回は遺伝子操作編ともいえる。主人公がジェームズ・フランコアルツハイマーの父親がジョン・リスゴー、ヒロインが「スラムドック・ミリオネア」のフリーダ・ピント。猿をいじめるのが、「ハリー・ポッター」でドラゴを演じていたトム・フェルトン。何だか、いじめっ子キャラで定着してしまった感じ。そして猿のボス、シーザーのオリジナルを演じているのが「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラム役のアンディ・サーキス。サーキス、すっかりCGオリジナル俳優としての地位を築いてしまった。
 しかし、CGは進化していて、猿の知能を目で表現している。目は心の窓というけど、目に生気と知性が宿るのだなあ。映像表現でも、そういうことになる。