暗殺された朴正熙元大統領の令嬢が登場。韓国大統領選挙は保革一騎打ち

来月19日投開票の韓国大統領選挙は27日、本格的な選挙戦に突入した。保守系与党セヌリ党朴槿恵(パク・クンヘ)候補(60)と、革新系の最大野党、民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)候補(59)は同日午前、地方都市でそれぞれ第一声を発した。所得格差の是正や財閥改革などを争点に、3週間にわたり舌戦を繰り広げる。

 保守系与党の候補、朴槿恵(パク・クネ*1)候補。父親の朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領も、母親の陸 英修(ユク・ヨンス)夫人も別の事件とはいえ、ともに暗殺された。朴大統領は建国の父のひとりであると同時に圧制者でもあったわけだが、韓国国民は今、どういう感情を持っているのだろう。一方、野党側は安哲秀(アン・チョルス)氏が撤退したわけだが、文在寅(ムン・ジェイン)候補にまとまることができるのかどうか。で、財閥改革が争点のひとつということは、政権次第では、サムスンの経営にも影響が出てくるのだろうか。サムスンが栄えて、韓国は幸福になったのか、という話かな。大統領選挙は12月19日というから、日本の総選挙のほうが先に結果が出るのだな。

絶望は私を鍛え、希望は私を動かす【朴槿恵自叙伝】

絶望は私を鍛え、希望は私を動かす【朴槿恵自叙伝】

*1:朴槿恵さん。日経の記事では「パク・クンへ」だが、ウィキペディアや邦訳された自叙伝では「パク・クネ」になっている