岡田斗司夫『あなたを天才にするスマートノート』
- 作者: 岡田斗司夫
- 出版社/メーカー: ロケット
- 発売日: 2012/10/13
- メディア: Kindle版
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で、目次で内容を見ると…
僕はこんなノートをつけてきた
まえがき ノートで「楽に」天才になるスマートノートの段階進行
第1フェーズ 5行日記をつける
第2フェーズ 行動採点をする!
第3フェーズ 論理訓練を始める
第4フェーズ 見せてお話してみよう!
第5フェーズ 脳内リンクが始まる
第6フェーズ 知識から教養、見識へ!
第7フェーズ ついに世に出る!
あとがき FREEexシステムについて
で、面白かったところを抜書きすると…
「書く」という作業は、そういう「考える一歩手前」の想念を、無理やり固定化させる働きがあります。
ほとんどの人間は、書かないと、自分が何を考えているのかも、わからないんだよなあ。それはわかる。
自分の考えや願望をノートに書く。それぞれを「論理化→面白化」することによって「感じる→考える→推理する→仮説を立てる→責任を自覚する→行動する」という階段を少しずつ登る。
この階段を登る方法論としてノートは確かにいいかも。こんな話も…
キーボードや携帯の方が、手書きよりも早くかけるという意見もありますが、それは文字に特化して考えた場合。絵や図解を描く場合、現状のパソコンはレスポンスが遅くて手書きにはかないません。自由度の高さではノートの方がはるかに上なのです。
この絵や図解というところはポイントかも。タブレットが出てきて、手書感覚の、いいアプリも増えてきたが、それでもまだノートのほうが簡単・便利だなあ。
次にアイデアについて
いいアイディアとは、毎日毎日ムダなページを延々と使って、同じようなことを何回も何回も繰り返し考えて、ダメなアイディアを山のように積み上げた上にできあがるものです。山のように積み上がったアイディアが腐って頭の中で腐葉土のようになるという状態です。
確かにねえ。腐葉土というのは、うまい言い方だなあ。
そして、意見・仮説から見識に至る道...
ノートを書く目的は、この「意見や仮説」を多量に生み出すことです。
そういう「意見や仮説」が集まって、最終的に「見識」と呼ばれるものに成長します。
「見識」とは「知識」と「人格」と「教養」とで成り立っています。
「人格」とは、取り込んだ意識をどう解釈するかというスタンスです。
時間や空間にそって整理されている知識。つまり、歴史的視点や地理的視点を自在に操れるように、脳内でパースペクティブ(遠近感)がつけられている知識の塊のことを、私は「教養」と呼んでいます。
情報を自分なりに集めたのが「知識」。それを解釈するのに「人格」を使い、最終的に自分の中で「教養」としてまとめ上げる。
教養+立場+判断=見識
なるほど。
この本、Kindle版で読んだのだが、書籍版は文藝春秋、Kindle版はロケット。こういう形で、著者が出版物をコントロールすることも多くなってくるのだろうか。
- 作者: 岡田斗司夫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/02/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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