ドイツ銀行に巨額脱税・マネーロンダリング疑惑

ドイツのフランクフルト検察庁は12日、国内最大の民間銀行、ドイツ銀行温室効果ガスの排出権取引の際に巨額の脱税や、いわゆるマネーロンダリングを行った疑いが強まったとして、フランクフルトにある本店や国内の複数の支店などを500人規模で捜索したと発表しました。検察によりますと、取り調べの対象になったのはドイツ銀行の行員25人で、このうち5人はすでに逮捕したということです。また、残る20人にはトップのユルゲン・フィッチェン共同頭取が含まれているとしています。

 ドイツ銀行といえば、かつては世界の銀行の中でも最も信用され、尊敬される銀行の一つだったけど、どこかで変質してしまったのだろうか。巨額脱税、マネーロンダリング疑惑で、検察の捜査を受け、取り調べの対象には頭取まで入っているのだとか。いやはや、いやはや。これまでは表に出なかっただけなのか、それとも、アングロサクソン型資本主義の金融狂乱にライン型資本主義の雄であったドイツ銀行も飲み込まれていったということなのだろうか。

資本主義対資本主義

資本主義対資本主義

  • 作者: ミシェルアルベール,久水宏之,Michel Albert,小池はるひ
  • 出版社/メーカー: 竹内書店新社
  • 発売日: 2011/10
  • メディア: 単行本
  • クリック: 2回
  • この商品を含むブログを見る