総選挙。野田内閣は民主7人、国民新党1人の8人の閣僚が落選

野田内閣の18人の閣僚のうち、参議院議員4人、民間人1人、それに前衆議院議員で政界引退を表明した1人を除く、12人が立候補しました。このうち、当選したのは、岡田副総理、玄葉外務大臣、枝野経済産業大臣、前原国家戦略担当大臣の4人にとどまりました。4人はいずれも小選挙区で当選しました。一方、落選したり、落選が確実になったのは、樽床総務大臣、城島財務大臣、田中文部科学大臣、三井厚生労働大臣、藤村官房長官、小平国家公安委員長、中塚金融担当大臣、それに国民新党の下地郵政民営化担当大臣の8人です。

 こういう記録を見ると、改めて民主党政権惨敗だったなあ。政権担当能力を「×」を付けられたしまったのだなあ。で、最終的に議席は...

第46回衆議院選挙は、16日投票が行われ、即日開票され、480のすべての議席が決まりました。
民主党は、小選挙区で27議席比例代表で30議席の合わせて57議席
自民党は、小選挙区で237議席比例代表で57議席の合わせて294議席
日本未来の党は、小選挙区で2議席比例代表で7議席の合わせて9議席
公明党は、小選挙区で9議席比例代表で22議席の合わせて31議席
日本維新の会は、小選挙区で14議席比例代表で40議席の合わせて54議席
共産党は、小選挙区議席を獲得できず、比例代表で8議席
みんなの党は、小選挙区で4議席比例代表で14議席の合わせて18議席
社民党は、小選挙区で1議席比例代表で1議席の合わせて2議席
国民新党は、小選挙区で1議席
新党大地は、比例代表で1議席、このほか無所属が5議席で、新党日本新党改革議席を獲得できませんでした。
自民党は選挙前の勢力の118議席を大幅に上回る議席を獲得し、300の小選挙区では79%に当たる237議席を獲得しました。ただ、比例代表は、前回の選挙で獲得した55議席を2議席上回る、57議席でした。

 やはり小選挙区制は劇的に議席を動かすなあ。比例区はそんなに動かず、小選挙区衆議院の勢力図を一変させてしまった。これほど変化するのが問題なのではないかという考え方もできるし、一方で、自民、民主ともに、あっという間に政権交代が起きる小選挙区制の怖さを経験しただけに、以前とは違い、緊張感を持った責任ある政権運営を心がけるようになるだろうという期待もある。どっちがいいかは、新生・安倍政権、復権自民党のこれからの行動で見えてくるなあ。
 とりあえず日経平均は1万円台を目指して動き出しているし、安倍政権、少なくともマーケットを動かしているなあ。円安・株高は心理的に効いてくるだろうし、民主党政権は経済音痴が命取りだったのかなあ。
日経平均 一時9900円台回復 NHKニュース => http://bit.ly/VKCotE

政権交代 - 民主党政権とは何であったのか (中公新書)

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