民主党代表選、馬淵氏が立候補。海江田氏と一騎打ちの様相とか

民主党馬淵澄夫国土交通相は23日夜、都内のホテルで記者会見し、25日の党代表選について「立候補する決意をした。どんな困難にも立ち向かう覚悟と決意で臨みたい」と出馬する意向を表明した。馬淵氏は「20人を超える推薦人の同意を得た」とも語り、立候補の要件を満たしたことも明らかにした。会見に先立ち馬淵氏は、出馬に意欲を示していた蓮舫前行政刷新担当相と会談し、支援を要請。蓮舫氏は馬淵氏支持に回った。代表選には海江田万里経済産業相が出馬を表明したほかに動きがなく、一騎打ちの構図となりそうだ。

 安倍次期首相が国会の首班指名を前に、新たな経済対策に向けて着々と体勢を整えるなか、民主党の代表選は、海江田vs馬淵の一騎打ちの様相。これから3、4年は自民党衆院を握るわけだから、その間に、いかに政策立案能力をつけていくのかだなあ。自民党は、この3年間の野党時代に変わった部分もあるようだが、今度は民主党の復元力が問われるなあ。まあ、自民党もまだ結果を出しているわけじゃないけど、何だか安定感がある。少なくとも安倍次期首相には、やりたいことがあるところが強みだなあ。
 で、海江田氏になっても、馬渕氏になっても、民主党が争点にしたいのは、原発なんだろうか。経済論争ができないと苦しいけど、金融緩和と公共事業による需要創造という経済学的にはオーソドックスなデフレ対策が効果をあげると、民主党はますます厳しいことになる。

原発と政治のリアリズム (新潮新書)

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『海江田ノート』原発との闘争176日の記録

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