「スポーツと暴力」問題、ついに女子柔道代表にまで広がる

全日本柔道連盟全柔連)は30日、東京都文京区の講道館で会見を行い、国内女子のトップ選手15人から暴力やパワーハラスメントがあったと告発された女子日本代表の園田隆二監督(39)らを戒告処分にしたと発表した。会見には小野沢専務理事と村上事務局長が出席。「われわれの不徳の致すところ」と事実関係を認めて謝罪したが、「(園田)監督がしないと言っている。その言葉を信じている」と現時点では監督を留任させることを明言した。

 大阪市立桜宮高校のバスケットボール部主将の自殺問題から火が付いたスポーツ指導者の暴力問題、ついに女子柔道代表にまで。スポーツでの殴る、蹴るは、日本の風土病なんだろうか。海外では、どうなのだろう。米国の大学アメリカン・フットボールで、少年に対する性的虐待スキャンダルがあったけど、指導という名の暴力はあまり聞かないような...。このあたりのことについては日本に寛容な文化があるんだろうな。
 でも、手を出さなければ、指導できないというのはスポーツ・コーチとしては、未熟だろうなあ。また、手を出さなければ、指導できないほど問題がある人間的な未熟な選手は使わないというのが本当なのだろうなあ。
 それにしても全柔連、「ほぼ事実」だけど、「戒告」だけというところが、いかにも日本的な決着だなあ。
全柔連 園田監督を戒告処分 暴力、パワハラ問題「ほぼ事実」スポニチ => http://bit.ly/X7nkXN
全柔連が緊急会見、園田監督は解任せず…戒告処分のみ (デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース => http://bit.ly/X7nlLn

女子のための柔道の教科書

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