エドウィン・ルフェーブル『欲望と幻想の市場−−伝説の投機王リバモア』
- 作者: エドウィンルフェーブル,Edwin Lef`evre,林康史
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 1999/04/01
- メディア: 単行本
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この本はリバモアが幸福な時代(成功していた時代)にインタビューしたものらしい。最後の没落までは本人も予期できなかったのだなあ。ただ、本人もなぜ失敗したのかを赤裸々に語っており、その失敗談を含めて面白い。そして、この手の投機家は、利益をあげたかどうか以上に、自分の相場観、投機理論が正しいのかどうかにこだわっているようにも見える。そうでなければ、これほどの浮沈を繰り返すこともないのではないかと。投機にどっぷりつかってしまうと、勝ち抜けというのは難しいのかもしれないなあ。