御厨祐司『「知」のシャープナー−−人生が変わる知的生産日記』

「知」のシャープナー 人生が変わる知的生産日記 (光文社新書)

「知」のシャープナー 人生が変わる知的生産日記 (光文社新書)

 表計算ソフト(エクセルなんだろうなあ)に連用日記を書くという発想は面白い。連用日記を使ったことがあって、エクセルにはまっていると、この方法自体は思いつくもので、実際やろうとしたこともあったのだが、続かなかった。実際に活用している人は、どんなやり方をしているのか、興味を持って、読んでみた。で、感想は...。うーん。やっぱり、これは自分自身についていうと、長続きしないだろうなあ。ファイルをリンクしたり、何だかかんだ面倒くさい。この手のものは簡単でないと。また、一覧性も、それほどよくなさそう。エクセルなど表計算ソフトにバラバラ書いていくと、美しくもない。最近は、Evernoteとか、ウェブから画像からデジタルに簡単に記録できるものがあり、さらにPCでもスマホでもタブレットでも、iOSでもアンドロイドでも、どこでも何でもアクセスできるものもある。おまけに最近は検索も優れている。
 というわけで、エクセルで連用日記を、という発想に惹かれつつ、「すごい!!!真似しよう!!!」というところには至らず、なるほどなあ、という感じの1冊。
 目次で内容を見ると...

はじめに 〜 「知のシャープナー」とは?
第1章 理論編 〜 「知のシャープナー」の土台づくり
第2章 実践編 〜 「知のビッグピクチャー」を描く
第3章 応用編 〜 「冴えるカタログ」を編集
第4章 発展編 〜 「ソーシャル・シャープナー」で社会に貢献

 パソコン世代の人なのかなあ。マイクロソフト世代なのかなあ。そんな感じも。クラウドを活用するにはまだセキュリティが不安なのかなあ。それもわかるけど。