宮藤官九郎『え、なんでまた?』
- 作者: 宮藤官九郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/03
- メディア: 単行本
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震災を描いた映画として、宮藤官九郎が思い起こしたのは、イランのアッパス・キアロスタミ監督の「そして人生はつづく」だという。
1990年に死者5万人を記録したイラン地震。最も大きな被害を受けた村に監督の代表作「友だちのうちはどこ?」の主人公の少年が住んでいる。監督は少年の安否を確かめるために被災した村を訪ねる。映画は地震の5日後に撮影されたそうですが、拍子抜けするほど和やかで牧歌的です。(略)作為がない。台本もメッセージもない。作り手が予め理想の展開を抱いてそっちに導いたり、都合の良い部分だけを取ったりしないから人間の色んな側面が見える。大人も子供も可愛らしく、ドキュメンタリー以上に真実の日常をとらえている。今この映画の凄さがよく分かります。
「あまちゃん」の世界を生み出すうえで、参考になっているのかも。この映画も見たくなってしまった。
- 出版社/メーカー: パイオニアLDC
- 発売日: 2001/09/21
- メディア: DVD
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「あまちゃん」は、オーディションで能年玲奈が主役に選ばれたわけだが、宮藤官九郎は「僕がオーディションで選ばなかった女優さんは、その後必ずブレイクするジンクスがあります」という。「名前は挙げられませんが、あの人もあの人も、あの人さえ落としました。そんな相手と別現場で会うと再会するとかなり気まずい」とのことで、オーディションで落とした後、ブレイクした女優さんに「初めまして、じゃないですけどね(笑)」といわれたことがあるという。で、このコラムの締めは、こんな感じ。
とりあえず先見の明がない僕に選ばれなかった皆さんには、むしろ輝かしい未来が待っている。そして運悪く選ばれてしまった能年玲奈さんには、そんな俺の忌まわしいジンクスを払拭して欲しい。そんな思いで選考しました。よろしくお願いします。
ジンクスは払拭された様子。
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