「愛の讃歌」の訳詞者にして、越路吹雪を名マネージャーとして支えた岩谷時子が死去

日本レコード大賞を受けた「いいじゃないの幸せならば」(佐良直美)など数々のヒット曲で知られた作詞家で文化功労者岩谷時子(いわたに・ときこ、本名トキ子)さんが25日、肺炎のため東京都内の病院で死去した。97歳だった。通夜と葬儀は親族のみで行う。後日しのぶ会を開く予定。1939年に宝塚歌劇団の出版部に入った。友人で宝塚スターだった越路吹雪さんが51年に退団して東宝の専属女優になった際に一緒に上京。80年の彼女の死まで約30年、マネジャーをつとめた。訳詩・作詞の道に入ったのはNHKラジオ「愉快な仲間」にレギュラー出演していた越路さんが歌う外国曲を訳したのがきっかけ。「愛の讃歌(さんか)」「ラストダンスは私に」「サン・トワ・マミー」などは越路さんの代表曲として親しまれた。

 昭和の時代に、数々のヒット曲を生み出した作詞家だったが、原点は宝塚の男役の大スターだった越路吹雪を女優として歌手として一段と輝く大スターにすることだったのだなあ。「愛の讃歌」も越路吹雪のために訳したようなものだった。越路吹雪に対する「愛の讃歌」でもあったような...。越路吹雪岩谷時子、2つの才能が若くして出会い、その後、何十年と続く。すごい話だなあ。世の中、こんなことが起きるのだな。合掌。
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