錦織圭、クレーコートのバルセロナ・オープンで優勝。全仏も期待できるかな。コーチもチャンだし
男子テニスのバルセロナ・オープンは27日、バルセロナで行われ、シングルス決勝で世界ランキング17位の第4シード、錦織圭(日清食品)が世界65位のサンティアゴ・ヒラルド(コロンビア)と対戦し、6―2、6―2で下し、2月の全米室内選手権以来となるツアー5勝目、クレーコートでは初優勝を果たした。
錦織圭がクレーコートのバルセロナ・オープンで、危なげなくストレートで優勝。マイケル・チャンがコーチに付いた今季の錦織は違うなあ。ニュー・ニシコリ(フランスだと、ヌーベル・ニシコリか)と言いたくなるくらい強さが目立つ。サーブなど技術的な進化もあるが、それ以上に、チャンから勝利のメンタリティを注入された感じ。「クレーで初優勝」というように、錦織はクレーコートは不得意なのかと思ったら、この大会を見る限り、そんな様子は見えなかった。この大会、ナダルは準々決勝で敗退してしまったが、どうせならば、ナダルとの決勝を見たかったなあ。
ただ、錦織にしても、コーチのチャンにしても、優勝を決めた後の表情を見ていると、歓喜しているという風ではなく、ひとつチェックポイントをクリアとでもいった感じで、その先の全仏オープンを見ているようだった。全仏はクレーコート、そこで戦えることを見せたわけだし、さらに、全仏といえば、マイケル・チャンが優勝を果たした場所でもある。錦織はクレーコートでも自信を持っただろうし、チャンならではの作戦もあるのかもしれないし、全仏は期待できるかな。
で、話は変わって、決勝戦の試合に先立って、FCバルセロナのビラノバ前監督の追悼セレモニーがあった。ビラノバはカタルーニャ出身でもあるし、バルセロナにとっては特別な人だったのだなあ。まだ、45歳だったし...。
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