Windows8.1はもう嫌だ。モニターの黒枠退治に四苦八苦

 Windows8から8.1へは乗り換えないつもりでいたのだが、うっかり、どこかで操作を間違って、アップグレードしてしまった。OSのアップグレードはろくなことがないし、特にWindows8から8.1にする理由もなかったので(Windows8を使い始めたとき、既にWindows7のほうが良かったと思ったのだが...)避けてきたのだが、案の定、トラブル。現在はマルチモニターにしているのだが、HDMIで接続していある方のモニターの周囲に黒い枠が出た状態に。最初はモニター側の問題かと思ったのだが、インターネットで調べてみると、同じ症状の人は多く、ATI RadeonシリーズのグラフィックボードでHDMIで接続してある場合に発生する症状だということを知る。で、うちのグラフィックボードはそのRadeon HD 7350。いわゆるHD 7000シリーズ。
 修復する方法としては、AMDのサイトから、Catalyst Control Centerをダウンロードするのだが、これが簡単そうで上手く行かない。うちのパソコンはHPで、HP用にしたと思われるCatalyst Control Centerが入っていたのが邪魔している様子だったので、これを削除(アンイストール)。白紙の状態にして、AMDのConrold Centerをインストールしたのだが、インストールが終わっても、これがどこにも出てこない。プログラムのところにもない。摩訶不思議。
 もうお手上げで、この上は、リカバリーディスクでWindows8の素の状態に戻してやろうかと思ったのだが、アプリをインストールしたり、もとの設定にするのも面倒なので、どうにかならないのかと、いろいろと試行錯誤。最後に、ひょっとしたら、少し前の状態に戻したら、黒枠のない昔の画面に戻るかと(とはいえ、Windows8.1にしてからの最新状態に戻るだけなので、あまり期待していなかったのだが)、「PC設定」 => 「保守と管理」 => 「回復」 => 「PCの起動をカスタマイズする」 => 「再起動」 => 「トラブルシューティング」 => 「詳細オプション」 =>「システムの復元」と、たどって、保存されている最も古いところに(6月8日だったが)システムを戻してみる。
 すると、あら不思議、画面上で右クリックすると、「AMD Catalyst Control Center」というメニューが登場する。ありゃりゃ。以前は、HP版で「Catalyst Control Center」だったのが、なぜか、「AMD」が前についている。これを起動してみると、画面は以前と違って、AMDバージョン。そこから「マイ デジタル フラットパネル」のタグを開いて「スケーリング オプション」を選ぶと、スケーリングがアンダースキャンとオーバースキャンの真ん中にところに位置している。これをオーバースキャン側の0%に動かしたら、黒枠は消えて、以前とWindows8時代と同じフルスクリーン状態に戻る。最後はあっけなかった。でも、ここにたどり着くまでは難行苦行でした。
 それにしても、何でアップグレードしたら、黒枠が出てしまうのか。加えて、修正の設定も、もっと簡単に出来ないのだろうか。マイクロソフトが悪いのか、AMDが悪いのか、よくわからないが、もっと簡単な仕組みを考えてくれないもんだろうか。なるべくユーザーに設定させないようにして、かえって複雑になってしまっているような...。いやはや...。久しぶりにパソコンの醍醐味を味わったけど、こうした設定に生きがいを見出すようなパソコン・ユーザーって、もう絶滅危惧種じゃないだろうか。いくら簡単なフリをしても、やっぱりパソコンだなあ。パソコンならパソコンらしくすればいいのに、無理に若作りというか、タブレットみたいに簡単だよ、って、やるから、かえって面倒になるなあ。
★問題解決の参考にさせてもらったサイト。これはWindows8以前みたいだけど
株式会社アスク | ATI RadeonシリーズでHDMI接続時に黒枠が表示される場合
AMDのHD 7000シリーズ系のCatalystダウンロードサイト。英語で、インストール前に昔のControlerはアンイストールしてね、と書いてある
AMD Catalyst™ Driver