サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会は13日、リオデジャネイロのマラカナン競技場でドイツとアルゼンチンの決勝戦が行われた。ドイツが延長戦の末、1−0でアルゼンチンを下して優勝を果たした。ドイツの優勝は24年ぶり、4度目。南米で開催されたW杯で欧州のチームが優勝したのは初めてだ。
勝利のゴールをあげたのは、メッシでも、イグアインでも、ミュラーでも、クローゼでも、クロースでもなく、香川のドルトムント時代の同僚、いまはバイエルン・ミュンヘンのマリオ・ゲッツェだった。ドイツは層が厚いなあ。延長の末、ドイツがアルゼンチンを振り切り、優勝を果たしたわけだが、試合は攻守逆転するスピーディな戦いで、どちらが勝つのか、わからない展開だった。アルゼンチンにも何回かゴール・チャンスがあったが、守護神・ノイアーの威圧感からか、ことごく物にすることができなかった。
アルゼンチンも、ドイツも闘志あふれるディフェンス。両軍にイエローカードは出ていたが、汚いプレイはなかった。攻守の転換の速い現代サッカーを両チームとも見せてくれた。サッカーはハンドボールに似たような戦いになっていくんだろうか。これだけ充実した決勝戦もあまりなかったかもしれないし、ドイツはこれからのサッカーのモデルを見せてくた感じがする。個も強いが、組織も強い。ポゼッションもあれば、速攻カウンターもあり、ディフェンスも強い。バイエルン・ミュンヘンの選手が多いが、最近のバイエルン・ミュンヘンの強さがナショナルチームにも移植されている。ともあれ、決勝戦に相応しい好勝負であり、見応えがあった。そして、やはりブラジル大会の王者はドイツだったな、と思う。
★ 夢の実現を喜ぶゲッツェ 「誇りに思う」 (GOAL) - Yahoo!ニュース
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