スペイン・スーペルコパ。マドリード・ダーバー第1戦は引き分け。アトレティコ、今季もいい感じかな

スペインスーパー杯は19日、第1戦を行い、昨季コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)を制したレアル・マドリーがホームで昨季のリーガ・エスパニョーラで18年ぶり10回目の優勝を飾ったアトレティコ・マドリーと対戦した。昨季の欧州チャンピオンズリーグ決勝の再戦となったマドリードダービーの第1ラウンドは1-1のドロー。第2戦は22日にアトレティコのホームで行われる。

 スペインの前季(2013-14シーズン)リーグ優勝のアトレティコ・マドリードも、国王杯優勝のレアル・マドリードが戦うスーペルコパ(スーパーカップ)第1戦。昨季に続く好試合。ワールドカップ・ブラジル大会で一躍、注目を集め、今季、レアルに移籍したハメス・ロドリゲスが初ゴールで先制。これで試合は決まったかと思ったら、土壇場でアトレティコが追いつき、引き分けに。アトレティコはレアルの聖地、サンティアゴ・ベルナベウで貴重なアウェーゴールを上げ、第2戦はホームに戻り、熱烈なサポーターとともに戦うわけだから、若干、有利かもしれない。
 昨季はリーガを制したアトレティコだが、金満ビッグクラブでない悲しさからか、ジエゴ・コスタ、ビジャといったFW陣が移籍、さらに守護神、クルトワチェルシーに戻るなど、メンバーはかなり入れ替わった。マンジュキッチグリーズマンは獲得したものの、どうなるかと思わったが、シメオネ監督の哲学は継承されているようで、今季も、レアル・マドリードバルセロナの2強を脅かすクラブとなりそうな期待を抱かせる。ここに香川が入ったら、どうなるだろう。かなり守備に力を入れているチームだから、果たして香川がフィットするのか。というか、シメオネが香川を欲しがるのか、いま一つわからないところもある。
 一方、レアル・マドリードは強そうだなあ。先制したハメス・ロドリゲスもベンチ・スタート。交代で言うと、クリスティアーノ・ロナウドハメス・ロドリゲスと、モドリッチディ・マリアと代わるんだから、かなり贅沢。ケディラ、イスコ、ヴァランは最後までベンチだったし、カシージャスの控えのキーパーがコスタリカ代表のケイラー・ナバスなんだから、もう2チーム分の各国代表選手を抱えている感じ。前線のロナウドベンゼマ、ベイルは迫力がるし、バイエルン・ミュンヘンから移籍したクロースもフィットしていて、中盤もタレントが有り余っている。出場機会に恵まれない選手のモチベーション管理が最大の問題なのかなあ。その点も、アンチェロッティ監督はうまくやりそうだし、若返りもうまく進んでいそうだし、今季のリーガ・エスパニョーラ、やはりレアルが本命かな。応援しているのは、アトレティコなんだけど。シメオネ、好きだなあ。ようやくシメオネ本も出てきた。
 一方、昨季無冠のバルセロナは何となく難しい感じがするのだが、どうだろう。公式戦を見てみないと、わからないなあ。プレシーズンマッチは所詮、プレシーズンマッチで、初戦でつまづいたマンチェスター・ユナイテッドみたいなこともあるからなあ。
シメオネ監督がアウェーでのドローに満足感を示す「強さを見せた」 - サッカーキング

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