スコットランドの独立を問う住民投票は否決、英国残留。で、スコットランドで思い出す映画というと...

8日に投票が行われたスコットランド独立の是非を問う住民投票は、即日開票の結果、反対票が賛成票を上回り、スコットランドが英国にとどまることが確実となった。32地区中31地区の集計を終えた段階で、独立反対の票が賛成票を上回った。英BBCは開票率60%の時点で独立反対派の勝利を予測していた。

 スコットランドの独立を問う住民投票は独立反対派の勝利に。昔、エジンバラグラスゴーに行ったことがあるけど、どこか反イングランドの空気はあったなあ。でも、現実に独立を考えると、通貨とか問題(不安)は多いし、英国政権もアメとムチ(自治権拡大の甘言と独立後の不安を煽る脅し)で独立阻止キャンペーンを張ったみたいだし、メディアも概ね反対論だったから、やはり勢いだけで独立というわけにはいかないだろうなあ。しかし、それでも事前の予想よりも独立賛成票は増えたみたいだから、現キャメロン政権に対する不満とイングランドに対する反感も根強いのだなあ。
 で、そんなスコットランドで思い出す映画といえば、何と言っても、これだなあ。

 メル・ギブソン主演の「ブレイブハート」。イングランド支配に対するスコットランドの反抗を描いた映画。今回の投票に至るスコットランドの民族感情を知る教科書みたいなもんかな。どこかのニュースを読んでいたら、米国人はまずスコットランドで独立を問う住民投票というと、まず、この映画を思い浮かべるらしい。この映画、イングランドへの反抗は最後には鎮圧されてしまうわけで、悲劇のストーリーだけど、今回は接戦となったことで、スコットランド自治権の拡大など実利を得るかもしれないなあ。
 歴史モノではなく、現代を描いたところでは、こちらかな。
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 ユアン・マクレガー主演、ダニー・ボイル監督の「トレインスポッティング」。舞台はエジンバラ。ドラッグに走る若者たちの閉塞感が描かれていたが、こちらの場合、スコットランドに限らず、普遍性をもった世界かもしれない。ただ、こちらの映画、ロンドンは別世界になっていた。
 あと、タイトル的にスコットランドっぽいやつ。 クリストファー・ランバート主演の「ハイランダー」。スコットランドといえば、ハイランド地方。16世紀にスコットランドハイランダーとして戦った不死者が現代のニューヨークに目覚め...というファンタジー・アクション。
 この他にも、スコットランドを舞台にした映画は数知れず。ロマンがあるんだなあ。
スコットランドを舞台とした映画作品 - Wikipedia