ATPファイナルズ、錦織はフェデラーに完敗。やっぱりフェデラーは強かった

男子テニスの上位8選手によって争われる今季の最終戦、バークレイズATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ ロンドン、賞金総額650万ドル)は11日、グループBの予選ラウンドロビン2試合目が行われ、第4シードの錦織圭は第2シードのR・フェデラーに3-6, 2-6のストレートで敗れ、準決勝進出に向け1勝1敗とした。

 アンディ・マレーには、ダブル・フォルトを連発しても勝てたけど、フェデラーはそんなヤワな相手ではなかった。解説の松岡が予言していた通り、サーブが60%ぐらい入らなければ、勝つことはできない。しかし、33歳になっても、依然として技もスピードも衰えない。恐ろしい人だなあ。錦織もスーパーショットを連発して、ひょっとしたらブレーク...と思った瞬間もあったが、フェデラーは尻上がりに調子を上げ、スーパーショットに加え、スーパーサーブで錦織を撃退した。強いなあ。ラリーでは、マレーは同じようなボールを返してくるが、フェデラーは一球一球がすべて変化している感じで、一時も気を抜けない。30代になっても、すごい人だなあ。
 で、これからのベストのシナリオとしては、錦織がB組を2位で突破し、準決勝でA組1位で抜けてくると見られるジョコビッチに勝ち、再度、決勝戦フェデラーとぶつかり、リベンジすることだなあ。それには、第3戦のラオニッチに勝たないといけない。上位8選手が戦うファイナルは、息の抜ける相手なんていないのだな。