4大大会は楽じゃない。全豪オープン、シャラポワもナダルも薄氷の勝利

 うーん。4大大会となると、みんな気合入りまくりだから、ランキング上位の有名選手でも何が起こるか、わからない。全豪オープン、2回戦の段階で、シャラポワが...

第2シードで世界2位のマリア・シャラポワ(27=ロシア)が敗退寸前の危機をはね返し、3回戦進出を決めた。予選勝ち上がりで世界150位のアレクサンドラ・パノワ(25=ロシア)と対戦。...

 世界ランク2位が150位に、あわや敗戦を喫するところ。マッチポイントを跳ね返し、逆転勝利を収めるところはやっぱり、すごいといえば、すごいんだけど。これが昼の試合で、夜になると...

4時間を超える接戦を制したナダルは、勝利の瞬間、コートに倒れ込んだ。昨年の全仏王者が、世界ランキング112位のスマイチェクに苦しめられた。

 ナダルはゲームの途中で、体調がおかしくなったらしく、フルセットの末の辛勝。世界ランク3位が112位に苦しんだ。こちらでは、こんな場面も...

最終セット、6―5で迎えたサービスゲーム。ここをキープすれば3回戦進出だった。ところが30―0とリードした後の第1サーブ、ナダルがトスを上げた瞬間に1人の観客が大声を挙げた。突然のことにサーブの動作を止められず手痛いフォールト。ナダルには動揺した様子もうかがえたが、ここでスマイチェクが予想外の行動に出た。主審にプレーのやり直しを申し出たのである。

 スマイチェクがフェアプレイの人で助かった部分もあるのだなあ。
 ともあれ、上位と言っても油断はできず、どこで何が起きるのかわからないのがテニスの4大大会なのだなあ。
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