デビスカップ。錦織はラオニッチに勝つが、添田はポシュピシルの前に撃沈。日本は2勝3敗で1回戦敗退。

男子テニスの国別対抗戦、デ杯ワールドグループ1回戦の日本―カナダ最終日は8日(日本時間9日)、カナダのバンクーバーでシングルス2試合が行われ、2勝2敗で迎えた最終戦で世界ランキング86位の添田豪(30=GODAITC)が同62位のバセク・ポシュピシル(24)と対戦、5―7、3―6、4―6で敗れ、日本は2年連続ベスト8進出を逃した。(略)この日、第4試合で錦織圭(25=日清食品)が世界6位のミロシュ・ラオニッチ(24)を下してタイに持ち込んだ日本は最終戦を同85位の伊藤竜馬北日本物産)から変更して添田を起用。第1セットは、ともにサービスキープし6―6で迎えた第13ゲーム、添田がダブルフォールトのミスをきっかけにポシュピシルがブレークして先取した。

 錦織は強くなったなあ。ラオニッチとの接戦を制す。第5セット、先にブレークしながら、ラオニッチにブレークバックされたときは、このまま試合の流れはカナダ側かと思ったが、4−4から再度ブレークして、4−6で試合を終える。日本は2勝2敗のタイに持ち込んだのだが、最後の一人が難しい。
 第5試合のシングルズ戦、当初は伊藤竜馬が出る予定だったが、添田に変更される。このあたりの采配がよくわからなかった。伊藤竜馬の調子が上がっていなかったのか、何か故障を抱えていたのか。ポシュピシルは昨日、体に不調を訴えているようだったし、それならば、昨日対戦しているポシュピシルのプレイを知る添田をぶつけて、と思ったのか。あるいは、前回のカナダ戦での添田の踏ん張りを評価したのか。しかし、添田にはかわいそうだが、昨日のダブルスでも最後の最後でプレッシャーに負けた感じはしたし、伊藤に代えて添田を出すことによってポシュピシルがプレッシャーを感じるようにも思えなかった。実際、危惧した通りというか何というか、ポシュピシルは何のプレッシャーもなく、のびのびと自分のプレーをしていた。で、カナダがストレート勝ち。
 なぜ最後の最後に選手を変えたのか、よくわからなかった。添田はやっぱりプレッシャーに弱いような...。たぶん実力では添田のほうがポシュピシルより強いのかもしれないと思いつつ、メンタルでは勝てていない感じが...。なぜ植田監督は最後の勝負は伊藤よりも添田と思ったのだろう。添田にするのならば、なぜ最初から添田を選んでいなかったのだろう。伊藤に何かアクシデントがあったんだろうか。わからない。

<勝負強さ>の秘密 ?メンタルトレーナーが教える頭と体の使い方?

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