自民党の歴代首相は中曽根、小泉が代表格で、海部、森、福田、麻生は「も」の人たち
安倍晋三首相は12日夜、都内の日本料理店で、中曽根康弘、小泉純一郎両氏ら歴代の自民党首相経験者6人と会食した。今後の政権運営や外交方針などを巡って助言を受けたと見られる。会食には海部俊樹、森喜朗、福田康夫、麻生太郎各元首相も参加し(後略)
日経の朝刊を読んでいて目に止まった記事。安倍首相が自民党の歴代首相と夕食をともにしたという囲み記事だが、目に止まったのは歴代首相の並べ方。中曽根、小泉両氏が冒頭に登場し、海部、森、福田、麻生の四氏は「も参加」という扱い。いわゆる「も」の人たちで、オマケ扱い。記者の深層意識にある首相の格付けが出てしまっているんだなあ。いやいや在任期間の長さで切りましたというのかもしれないけど、でもねえ。それだけじゃないみたいな...。
海部首相は2年務めているから、他の3人よりは、ちょっと長いけど、中曽根、小泉とは一緒にできないなあ。存在感の薄さでは他の短命だった首相たちと変わらない。湾岸戦争の時の首相だったのに全く印象に残っていないところがすごいといえば、すごい。しかし、こうして歴代首相を改めて並べてみると、中曽根、小泉と比較したら、他の人たちはやっぱり「も」だなあ。この記事を書いた記者の気持ちがわかる。
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