ベトナムで感じた疑問。バイク軍団はどこに行くのだろう?

Top Gear The Great Adventures 2 ベトナムスペシャル (<DVD>) (<DVD>) ベトナムはバイク天国といわれる。何しろ、BBCの名物・自動車番組「TopGear」でも、3人が乗っていたのは自動車ではなく、バイクだった。朝から晩までバイクの奔流がホーチミン市内を流れている。朝夕のラッシュ時ともなれば、その量は半端ではない。2レーンあれば、1レーンは完全にバイクのもの。それが密集して走っている。よく事故が起きないものだと不思議なくらい(実際には小さな事故は頻発しているらしいが...)。
 朝に夕に、そして昼も深夜も量に多少の増減はあっても、バイクの流れが途切れることはない。このバイクの群れを見ているうちに、どうしても疑問を感じてしまった。みんな、どこに行くのだろう?。出社、登校、帰宅ということかもしれないが、それにしても、これだけの量のバイクが流れるものか。地下鉄、路上電車のような公共交通機関が未整備で、バスもあまり頼りにならないとなれば、やはりバイクに頼らざるを得ないのだろうか。それとも、単に涼しさを求めて、目的地もなくバイクを流している人たちがいるのだろうか。魚の群れが止まれば死んでしまうとでもいうかのように、バイクが流れ続けている。何だか不思議だなあ。
 ちなみに、ベトナムで人気のあるバイクはやはりホンダといった様子。スーパーカブも走っているが、もっとオシャレなバイクも多い。そして、現地の人によると、HONDAと書いてあっても、ホンダとは限らないのだとか。オートバイのサドル・シートには「HONDA」とあっても、エンジンを見ると、他の名前が書いてあったりするのだとか。エンジンのロゴを見て、初めてホンダかどうか、判定できるらしい。そういえば、道路沿いにサドル・シートを売っている店をよく見かけたが、みんないろいろカスタマイズして楽しんでいるんだろうか。ヘルメットやマスクもカラフルで様々なデザインがあり、一人ひとりが個性を主張している。ベトナムのバイク文化の奥は深そう。

ホンダPCXカスタム&メンテナンス2

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ココからはじめる ホンダスーパーカブ

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