警察官は「きつい」「危険」「帰れない」の3K?

来春卒業予定の学生の就職活動が本格化する中、全国の警察が志望者減少に頭を悩ませている。アベノミクスによる民間企業の採用拡大で、不景気に強いとされる公務員の人気は低下傾向。「きつい」「危険」「帰れない」ー。そんな“3K”のイメージを払拭して、市民の安全を守る未来の警察官確保の戦いは続く。

 警官離れが進んでいるのだとか。不景気には強いけど、景気が良くなると弱くなるということらしい。警官の場合、キャリアとノンキャリアに階級格差があることは、いまNHKで放映している「64」など、テレビ、小説で広く知られているところだし、いろいろなことが絡み合って、イメージが悪い部分もあるのでは。
 ただ、3Kが問題というのならば、自衛隊はどうなのだろう。自衛隊もまた採用難なのだろうか。こちらは安倍外交で、さらに危険な任務が増えそうだし...。
 でも、この警官離れ、3K以前に、底流には少子化と雇用のミスマッチがあるんじゃないだろうか。志望者以前に若年労働者が減っているし、社会が豊かになるほど、肉体的、精神的にきつい仕事を避けて、オフィスワークを好む傾向があるのでは。だとすると、やっぱり自衛隊も厳しいのかな。

64(ロクヨン) 上 (文春文庫)

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警察裏物語

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