箱根や蔵王を心配していたら、口永良部島で大噴火

気象庁は29日、鹿児島県・口永良部島屋久島町)の新岳(標高626メートル)が29日午前9時59分に爆発的噴火をしたと発表した。噴火に伴って火砕流が発生し、海岸まで到達。気象庁は午前10時7分、同島に噴火警報を発令し、火山の活動状況を5段階で表す噴火警戒レベルを3(入山規制)から最高の5(避難)に引き上げた。国土交通省によると、島内には78世帯130人の住民のほか、来島者5人と行政関係者6人がおり、屋久島町は噴火後、全島避難指示を出した。町によると、島民137人全員の無事を確認した。政府によると、人的被害の情報は入っていない。

 箱根山蔵王の火山活動が活発化していることを心配していたら、それとは全く違う方角の鹿児島県・口永良部島で大噴火。テレビカメラが噴火と火砕流の様子を逐一収めていたが、絵に描いたような火山の噴火。東日本大震災以降、火山活動が活発化し、御岳の突如の噴火で驚いたもんだが、やはり日本列島は何世紀ぶりかの火山の活動期に入ったようだなあ。日本が火山の国であったことを否応なく思い出すことになる。で、すぐに頭に浮かぶのは原発は、こうした国に原発が適しているのかどうか。川内原発では、「火山?ノープロブレム」「火山を心配する奴は非科学的人間」みたいな感じだったが、それほど科学は万能なのかどうか。人間の奢りのようにも思えるんだけど。
 しかし、沖永良部島は知っていたが、口永良部島は知らなかった。屋久島の隣にあったんだなあ。
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火山と原発――最悪のシナリオを考える (岩波ブックレット)

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