広島原爆投下から７０年。平和記念式典を中継したのはNHKとTBSだけ？。CNNもBBCも中継したけど...

人類史上初めて核兵器の惨禍に見舞われた広島は、６日、原爆投下から７０年となる「原爆の日」を迎えました。広島市の平和公園には多くの被爆者や遺族などが訪れ、追悼の祈りをささげています。

　７０年もたつと、風化していくということか。式典そのものが様式化してしまっていることもあるとは思うけど、それでも広島原爆投下から７０年。安保法制論議の最中でもあり、どの局も今年は中継するかと思ったら、関東で放映していたのは、NHKと民放はTBSだけ（さすがに広島では、地元の放送局が中継しているのかな）。他の局は何事もなきかのように情報番組をいつものようにやっていた。確かに視聴率を稼ぐネタではないけど...。それとも、下手に中継して何かコメントすると、安倍政権に目をつけられると思ったのだろうか。それはそれでメディアとして根性なしだけど...。その一方、CSで放送しているCNNとBBCは広島から中継していた。70年でもあり、安保法制論議や改憲論もあり、国際的に見てもニュース価値があると見たのだろう。
　先日、NHKが世論調査したところ、広島の原爆投下日が８月６日であることを７割が知らなかったというニュースを流していた。風化しているのだな。民放は、そんな状態ならば、中継しなくてもいいよね、と思ったのだろうか。７割が知らないというのは、民放の制作スタッフ自体も知らなかったのか。あるかもね。式典だけでなく、報道そのものも様式化してしまっているところが中継を敬遠してしまう理由ならば、伝え方に工夫するとか、いろいろとあると思うけど、全く中継しないで無視というのもすごいなあ。それとも、投下時間だけは番組を中断して、司会者や出演者が黙祷していたりしたのだろうか（CNNを見ていたので、中継していなかった局をずっと見ていたわけでもないので、わからない）。それだけでもずいぶん違うと思うけど。広島を忘れないという意味では。
★ ＮＨＫ世論調査 原爆投下日を７割が不正解　NHKニュース

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