ラグビー・ワールドカップ。日本は米国を破り、3勝1敗。勝ち点でベスト8には残れず

ラグビーのワールドカップイングランド大会で11日、すでに1次リーグ敗退が決まっている日本は最後の第4戦、アメリカ戦に28対18で勝って通算成績を3勝1敗として大会を終えました。1次リーグは5チームで争い、上位2チームが準々決勝に進みます。日本はここまで2勝1敗の3位で、南アフリカスコットランドが先に4試合を終えて準々決勝進出を決めたため、日本は1次リーグ敗退が決まっています。

 日本は強くなったなあ。自信がついたこともあるかもしれないけど、当たり負けもしないし、安心して見ていられる。勝ち点の関係で決勝トーナメントへの進出はできなかったものの、3勝1敗の結果は立派だなあ。何よりも、ラグビーの面白さを再認識させてくれたし、個人的にはしばらく見なかった間にラグビーが進化していたことを教えてくれた。試合を迅速に進行させるためのテクノロジーの導入も進んでいた。これって、たまに見る日本の試合ではわからなかった。審判の技術の進化も著しいが、日本は対応できているのだろうか。ラグビーの審判というと、中川家がモノマネしているイメージだった。怪我をすれば、ヤカンを持っていくみたいな(これは、さすがに古いか)...。
 エディー・ジョーンズの監督学 日本ラグビー再建を託される理由ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 (Sports Graphic Number Books) ここまで日本ラグビーを進化させたエディ・ジョーンズはヘッドコーチを退任することになるが、あとは大丈夫だろうか。ジョーンズのやりかたには反発もあったようだし、さらに進化するための改革ならばいいけど、王政復古というか、逆回転することになったり、仲良しクラブ的な居心地の良さを追求すると、今まで積み上げてきたものも儚く消えていくような...。誰が監督になるかが焦点になるのだろうが、不安だなあ。加えて、コーチ陣も一流どころがそろっていたようだが、こうした人材の確保が続けられるのかどうか。今までは無関心だったのに、関心が増すと、不安も増す。今回、歴史をつくったことで、自分のような、にわかラグビーファンが増えることで、外野の声も高まりそうだし、日本代表は新たな苦労が増えるんだろうなあ、とか、余計な心配をしてしまう。
 しかし、これまでラグビーの選手で名前を知っている人といえば、五郎丸ぐらいだったが、マイケル・リーチ、マフィ、松島、田中、藤田をはじめ、今度の大会で、いろいろな選手の名前と顔を覚えた。ラグビー・ワールドカップの日本戦特集号が出たら、これは買ってしまうなあ。これも久々だなあ。