2015年ワールドカップの王者は、ニュージーランド・オールブラックス

ラグビーのワールドカップ(W杯)イングランド大会は31日、ロンドン・トゥイッケナム競技場で決勝が行われ、世界ランキング1位のニュージーランドが同2位のオーストラリアを34―17で振り切り、史上初となる2大会連続で史上最多3度目の優勝を飾った。

 オールブラックスはやはり強かった。2015年のラグビー・ワールドカップは予想通り、大本命のニュージーランドが優勝。しかし、今回のラグビー・ワールドカップ、日本が南アフリカに勝ったことをきっかけに見出したのが、ラグビーの面白さを再認識させてくれた。ルールや審判などが昔、見ていた時よりも随分、変わっていたが、それはまさに「進化」といえるもので、ラグビーをスポーツとしても、エンターテインメントとしても刺激的で面白いものにしていた。最新のテクノロジーを導入したジャッジは透明性を増している。もともと言い訳をしないスポーツだが、クレームでモタモタすることもなく、プレイも審判もスピードアップしている。かつてラグビー好きだった頃、サッカーを見て試合の展開が速いことに感心したが、サッカーからラグビーに久しぶりに戻ってみると、その速さにびっくりした。
 ともあれ、今回のラグビー・ワールドカップは開催前までは全く関心がなかったのに、日本の快進撃をきっかけに各国の展開する最新ラグビーを見て、再びラグビー熱に火がついた。これから日本ではラグビーシーズンが本格化するが、また見てみようか。そして、日本も新たに参戦するスーパーラグビーも見ようかという気分にさせてくれた。そういえば、昔、ラグビーが好きだった頃、ニュージーランドを旅行することがあり、そのときにオールブラックスのシャツを買ったなあ。真っ黒で胸に白いシダのマークが入っているのを。当時、ニュージーランドといえば、羊よりもキウイよりも、オールブラックスがまず頭に浮かんだなあ、個人的には。