パリで同時多発テロ。サッカー場、コンサート会場など6カ所で死者は120人以上

フランスの首都パリで、日本時間の14日朝早く、少なくとも6か所で何者かが銃を乱射したり爆発物を爆発させたりする事件が相次ぎ、合わせて127人が死亡しました。オランド大統領は非常事態を宣言し、警察は同じグループによる同時テロの疑いがあるとみて捜査しています。

 パリで同時多発テロ。フランス対ドイツのサッカー場、ロックコンサート会場、レストランなどをテロの嵐が襲う。フランス対ドイツのサッカーといえば、プラチナチケットだったろうなあ。オランダ大統領も観戦していた。サッカー好きのドイツのメルケル首相がいてもおかしくない場面だったが、この日はいなかったらしい。しかし、大統領がいたスタジアムが襲われるというのは尋常ではないなあ。さすがにスタジアムに侵入されることはなかったようだが、
 それにしても、フランスの治安当局は衝撃を受けているだろうなあ。風刺週刊紙「シャルリー・エブド」襲撃事件が起きたのは今年の1月7日。まだ1年たっていなかったのだ。1年も経たないうちに、前回を上回る事件が起きてしまったというのは失態といわれてしまうのだろうなあ。それだけイスラム系の移民が多いということだろうか。そして、フランス社会のイスラム差別の問題も根深いのだろう。数年前、パリに行ったとき、ここでは白人、黒人がいて、その下にイスラム系がいる社会だと感じた。アジア系は黒人の前後で、イスラムは遠く離れた最下層という空気が漂っていた。雨のシャンゼリゼ通りにはイスラム系の乞食の女性がいた。その怨念を利用する人たちがいたのかなあ。
シャルリー・エブド襲撃事件 - Wikipedia

 最大の被害者が出たのは、コンサート会場。Eagles of Death Metalというバンドのコンサートの最中だったらしい。ロックも敵だったということだろうか。
★ Eagle of Death MetalのFacebook => https://www.facebook.com/eaglesofdeathmetal/
Zipper Down

Zipper Down

Peace Love Death Metal

Peace Love Death Metal

 イスラム国の犯行といわれているが、イスラム国の実態はどうなっているんだろう。この本はイスラム国の「強さなの研究」みたいな本で参考になった。
イスラム国 テロリストが国家をつくる時

イスラム国 テロリストが国家をつくる時

 国際社会や国家(社会)の矛盾が生み出した鬼っ子なんだろか。差別され、怒れる人びとをダークサイドに引き込む魔力をもっているのだろうか。
 しかし、この事件、CNNやBBCは特別編成で24時間特番体制に入った。そこまでは期待しないにしても、日本のテレビ局はそっけない。あまり力を入れて報道していない感じ。欧州も中東も遠い彼方の話なのだなあ。