Chromebookは意外と使える。ノートPCは、これで十分

 長い間使っていたMacBook Airが壊れてしまって、衝動買いしたまま、ほとんど使わずに眠っていたChromebookを引っ張りだして使ってみた。

 で、これがいい。使える。最初は、Chromebookはつなぎで、いま持っているMacBook Airが壊れたら、MacBookか、MacBook Airか、MacBook Proか、いずれかの新機種に買い換えようと思っていた。しかし、実際に、そうなってみて、とりえあずと思って、Chromebookを使うと、これでもう十分じゃないかと。いかにブラウザーベースで生活しているかが改めてわかった。仕事となると、WordやExcelという話になるが、こちらはディスプレイを2台つなげたデスクトップのほうが便利。ディスプレイは広々としているし、マルチディスプレイにすれば、ウェブを参照しながら、仕事をすることができて効率的。
 こうした本格的な仕事以外となると、メールしたり、ウェブを見たり検索したり、Evernoteを使ったり、という程度のことは、Chromebookで済んでしまう。レイアウトに凝らない下書き、簡単な表作りや計算ならば、Googleドキュメントで間に合う。データはGoogleドライブに入れておけば、Macでも、Windowsでも、使える。すぐに起動するし、動作は軽いし、電池は長持ちするし、何よりもいちいち細かな設定をせずに、すぐに使えるところが良い。この設定をしないで、すぐに使える快適さは一度、経験すると快感。iPadiPhoneも簡単だが、アプリをインストールして使うわけではないので、本当にすぐに使える。これを一度、経験すると、もう他には戻れません。
 いま使っているChromebookは、ディスプレイがダレダレで、レティナディスプレイなどとは比べようもなく、ダメなのだが、これは、Chromebook自体の問題ではなく、メーカーのハードづくりの問題。そう考えると、IPS液晶などディスプレイのいいモデルにすればいいだけ。例えば、Acerの新機種のこれとか、物欲が...
http://www.acer.com/ac/en/CA/content/series/acerchromebook14
Amazonに出ていた並行輸入品=> http://goo.gl/Ac1stC
 動画サイトの中には、マイクロソフトのSilversightを使っているところなど、一部、Chromebookでは見ることができないケースもある。完全を求めるならば、やはり、Windowsノートなり、MacBookなりになってしまうのだろうが、このあたりは割り切り。海外のサイトで不便したことはないから、このあたりの日本の動画サイトづくりのガラパゴス的問題であったりもするのだろうか(インターネットの世界の一般的なサイト作りでない?)。そうなると、サイト自体が作り方を変えない限り、Googleが対応することはないのかもしれない。ただ、一部で、AndroidアプリをChromebook上で動かせるようにする計画があるとかないとかいうニュースも流れている。こうしたサイトもAndroidアプリには対応しているから、いずれ動画を見ることができるようになるのかもしれない。
 Chromebook、ともあれ安い!ということで注目を集めてきたが、まあ、このぐらいのスペックで、ウェブを中心とした今のパーソナル・コンピューティングでは十分ということかもしれない。ウェブに最適化したノートなんだな。ただ、液晶だけは良い機種を買っておけば良かったというのが今の反省。Acerの新機種、買ってしまおうかなあ。HPもChromebookの新機種を出したらしいから、そちらが出てくるのを待つかなあ。いずれにせよ、いちいち設定しなければならないことを考えると、MacWindowsには戻れない。仕事のためには、MacWindowsのデスクトップを持っておく必要はあると思うけど、ノートはこれからは、Chromebookだなあ。