「ラブ・アゲイン」で、ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンは「ダーティ・ダンシング」していた

 「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴズリングエマ・ストーンはこれまで「ラブ・アゲイン」(原題は「Crazy, Stupid, Love)と「L.A.ギャングストリー(同じく「Gangster Squad)で共演しており、今回は3回目。で、「ラブ・アゲイン」には、ふたりが“ダンス”をする場面がある。

 この部分、「ダーティ・ダンシング」シーンとして知られる名場面(迷場面?)だけに、YouTubeで「Emma Ryan Dirty Dancing」とか、「Crazy Stupid Love dirty dancing」とか入力すると、このシーンを拾ってくる。
 それは、こんな場面...

 エマ・ストーン、頑張っています。この場面で、ふたりが「ラ・ラ・ランド」に選ばれたわけではないだろうけど…。この「ダーティ・ダンシング」というのは怪しい意味ではなくて、ジェニファー・グレイ、パトリック・スウェイジ主演で1980年代にヒットした、この映画。 「ラブ・アゲイン」はロマンティック・コメディで、スティーブ・カレル、ジュリアン・ムーアが演じる夫婦を中心に、プレイボーイのライアン・ゴズリング、女子学生のエマ・ストーン。さらにマリサ・トメイケヴィン・ベーコンが絡む。改めて顔ぶれをみると、面白いのはおスカートの縁。マリサ・トメイは、この映画のときには既に「いとこのビニー」でアカデミー助演女優賞をとっていた。 トメイは「イン・ザ・ベッドルーム」、「レスラー」でも助演女優賞にノミネートされている。
 ジュリアン・ムーアは「ブギーナイト」「ことの終わり」「エデンより彼方に」で主演女優賞、「めぐりあう時間たち」で助演女優賞にノミネートされ、2014年の「アリスのままで」で念願のアカデミー主演女優賞を獲得している。 エマ・ストーンも「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で助演女優賞にノミネートされ、今回、「ラ・ラ・ランド」で主演女優賞をとった。女優陣3人はいずれもオスカー俳優。スティーブ・カレルも、ライアン・ゴズリングも、主演男優賞にノミネートされた実績があるわけだから、今になってみると結構すごい役者が揃った映画。キャスティング・ディレクターが目利きだったということだろうか。