ガール・オン・ザ・トレイン

 エミリー・ブラント主演のミステリー。ストーリーをAmazonのページで見ると…

愛する夫と離婚し、傷心の日々を送るレイチェル。彼女の唯一の慰めは、通勤電車の窓から見える“理想の夫婦"だった。幸せそうな二人は、かつてレイチェルが夫のトムと暮していた家の近くに住んでいた。トムは今その家で、妻のアナと生まれたばかりの娘と新しい人生を始めている。ある朝、レイチェルはいつもの車窓から衝撃的な場面を目撃する。それは、“理想の妻"の不倫現場だった。翌日、レイチェルは夫婦の様子が気になり、確認するべく駅を降りる。しかし、彼らの家へ向かったところから記憶がなくなり、気が付けば自分の部屋で大けがをして倒れていた。まもなく“理想の妻"は、死体で発見される。なぜか周囲から疑惑の目を向けられるレイチェル。どうやら、あの日の“空白の時間"に原因があるらしい。レイチェルが記憶を取り戻そうとすると、関わる人々の思いがけない秘密が明かされていく──。

 エミリー・ブラント扮するレイチェルは、アルコール依存症。飲んだ挙句に記憶が飛んでしまう。殺人事件の容疑者になっても、記憶が飛んでしまっているので、自分でも殺ってしまったのかどうかがわからない。この手のストーリー、ミステリアスで中盤までは面白くて、最後、まとめきれなくて、とっちらかる映画が少なくないので、どう落とすのか、と思ったら、そう来たか、といった落とし方。ミステリーとしては面白かったが、とことん暗い。エミリー・ブラント、好きな俳優さんなので、まあ、いいかと(今回はボロボロのアル中でもありますが)。被害者の主婦を演じるヘイリー・ベネットも美人というのとはちょっと違う気もするのだが、魅力的。