10人のコロンビアに勝った日本、11対11でプレッシャーを受けたときに、どれだけ良い試合ができるか、不安だったが、杞憂だった。
mainichi.jp 2度先行されながら、2度追いつき、引き分け。乾のゴールは良かったなあ。本田は持っている。勢いでは日本が勝り、勝ち点3が目の前にあるようだったが、そこはワールドカップ。そんなに簡単ではなかった。セネガルのシセ監督も...
2-2のドローという結果に「日本のほうがいいプレーをしたと思う。しかし、いいプレーをしたから勝てるわけではない。日本は試合をコントロールしたかもしれない。しかし、私たちはリードを奪った。しかし、集中力が欠けていたのかもしれない」と、2度追いつかれる展開を悔やんだ。
得点したのは、乾、本田だったが、大迫も柴崎も昌子も頑張っていて、いい感じだった。柴崎は鹿島アントラーズで出たクラブ・ワールドカップのときもそうだったが、大舞台に強いんだな。レアル・マドリードと良い勝負したんだもんなあ。昌子はそのときのセンターバック。そういえば、大迫も元鹿島だった。鹿島には、ジーコ以来の勝者のメンタリティが継承されているのだろうか。
世界一に迫った日 鹿島アントラーズ クラブW杯激闘録 (EL GOLAZO BOOKS)
- 作者: 田中滋サッカー新聞エルゴラッソ鹿島アントラーズ担当記者,サッカー新聞エルゴラッソ
- 出版社/メーカー: スクワッド
- 発売日: 2017/03/02
- メディア: 新書
- この商品を含むブログを見る
セネガル相手の好勝負に、地上波のテレビは「やった、やった」の乱痴気騒ぎだが、戦術的なこととか、それぞれの選手のパフォーマンスとかを分析する番組を見てみたい。特にワールドカップが終わったら、ハリルホジッチ監督の功罪、西野監督は、戦術、選手の起用法など、どこを継承し、どこを捨て、何を改善・強化し、どこにイノベーションを加えたのか。そのあたりを検証してほしいなあ。継ぐべきものは何かと。
PDCAサイクルの「C」のところですね。それから、次代への「A」が決まってくるのだろう。「ジャンクSPORTS」で、ワールドカップ・ロシアを総括されてもねえ。「やべっちFC」には、けっこう期待してしまうけど。
で、グループH、日本とセネガルが勝ち点1を分け合い、コロンビアとポーランドは...
www.soccer-king.jp レバンドフスキーのポーランド、コロンビアに粉砕されてしまった。ハメス・ロドリゲスも復調したかな。ユーロ2016でベスト8のポーランドはグループリーグであえなく敗退...。FIFAランキングでも8位だし、このグループ最強かと思っていた。
そして、3カ国が決勝トーナメント進出を賭けた最終戦は(カッコ内は、勝ち点/得失点差)
日 本 (4/+1)対ポーランド(0/ー4)
セネガル(4/+1)対コロンビア(3/+2)
セネガルとコロンビアは大勝負だなあ。セネガルと日本は引き分け以上でベスト16。問題は日本がポーランドに負けた場合で、コロンビアは引き分けでも得失点差で日本の上に行く。怖いなあ。油断大敵。リーグ敗退のポーランドが最後のど根性を見せるのかどうか。香川はドルトムントでレバンドフスキーと一緒だったし、他にもブンデスリーガで対戦している選手も多い。コロンビアやセネガルのように封じ込めができるかな。
日本の不安はゴールキーパー。大会前から川島の起用を心配する声があったが、コロンビア戦、セネガル戦ともに、その不安が現実のものとなってしまった。DF陣との連携を考えると、いまさらかえられないのか。思い切って中村を試してみるのか。チームは絶好調だけにメンバーには手を付けないほうがいいのか。どうなんでしょう。
ともあれ最終戦、楽しみです。
【追記】
キーパー問題、こんな指摘が...
確かに西野監督とスタッフの手腕はここまで好意的に評価するべきですが、GKコーチの変更はマイナス面が明確に出た可能性もあります。川島選手個人に批判はいきがちですが、全体の評価とは別に1つ課題の事案かもしれない。パラグアイ戦を見る限り東口選手か中村選手にかえたら解決とも思えません。 https://t.co/lHapmETPCU
— 河治良幸 (@y_kawaji) 2018年6月25日
コーチ問題というのがあったか。ハリルホジッチ解任の時に、準備期間が短い中でコーチまで外して大丈夫なのか、という気はしたが、それが影響しているのだろうか。やはり勝っても負けても、ワールドカップが終わったら、良かったこと、まずかったこと、次に改善すべきこと、冷静に検証してほしいなあ。