西日本豪雨。死者は150人を超える。政権の危機管理は? 思い出すのはハリケーン・カトリーナの故事
西日本豪雨の死者はついに150人を超える。
★ 西日本豪雨、155人死亡59人不明…救助続く : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
この大災害で、疑問符がついたのは政権の危機管理能力。気象庁が異例の緊急会見を開くなか、宴会を開き、さらにはTwitterでまで、そのリア充ぶりを拡散していたから。
今日は27回目の #赤坂自民亭 @議員宿舎会議室、若手議員との交流の場ですが、#安倍総理 初のご参加で大変な盛り上がり!内閣からは#上川法務大臣 #小野寺防衛大臣 #吉野復興大臣 党側は #岸田政調会長 #竹下総務会長 #塩谷選対委員長、我々中間管理職は、若手と総理とのお写真撮ったり忙しく楽しい! pic.twitter.com/LHIKcBFowE
— 片山さつき (@katayama_s) July 5, 2018
この夜は、オウム真理教事件7人の死刑執行前夜でもあったが、法務大臣も含めて「大変な盛り上がり」だったらしい。生命に対する厳粛さはなかったようだ。それもどうかと思うが、迫りくる「記録的な大雨」に対する危機管理は...。こんなふうに時系列にまとめている人も。
【西日本豪雨「空白の66時間」を視覚化】7月8日10時更新版
— 犬飼淳 / Jun Inukai (@jun21101016) 2018年7月8日
7月5日14時
気象庁が緊急会見。記録的大雨、大災害の注意喚起
7月8日8時
政府が非常災害対策本部設置
この間の出来事を首相動静、気象庁、被害状況の3つの観点でタイムテーブルに整理。https://t.co/hQoP9oH87j
詳細はnote参照 pic.twitter.com/r06h6Dxncc
「空白の66時間」...。しかし、これまでも幾多の窮地を脱してきた政権としては、こうした批判はあまり気にしていないのかもしれない。ネットでは騒がれても、テレビ、新聞は抑えているから。
それでも、西日本豪雨への対応を見ていると、米国の故事を思い出す。
japanese.joins.com 官邸は政権維持の危機管理能力には長けているから、こうした米国の故事も踏まえたうえで、やってる感をテレビで強烈にアピールして挽回し、今回の問題も乗り切って(消し去って)、秋には「総裁三選」となるのだろうか。
それとも、いまから何年後か、政権が変わった後に、「空白の時間」が検証されるのだろうか。隣の国みたいに。
japanese.yonhapnews.co.kr 突然訪れる災害、事故に、どのように処するのか。そこに政権の危機管理の実力が露呈するような気がする。いまから年を経て、西日本豪雨やオウム真理教事件の7人同日死刑執行を思い出すたびに、Twitterでみた光景も同時に脳裏に蘇るのだろうか。どんな政権として記憶に残るのか。危機管理の歴史には、どのような教訓を残すのだろう。