イット・フォローズ

 夜中にCSを散策していたら放映していて、なんとなく最後まで見てしまう。「それ」がたらーんと歩いてくるだけなんだけど、捕まると殺される。自分だけ見えて、他人には見えなかったら、それは人間ではなく「それ」。そして、黙〜て、ずっとフォローしてくる。これが何とも怖いムードを醸し出す。桃太郎電鉄の貧乏神ボンビーは持ち主とすれ違うと、なすりつけられるが、この映画の「それ」は、Hすると、うつる。このあたりが現代だろうか。何気ない風景が妙に怖い。特に遠くで人が歩いていると、「それ」なのか、人なのか。面白いテイストの映画。ヒロインのマイカ・モンローも、この映画の魅力のひとつ。「インディペンデンス・デイ:リサージェンス」では、あまり感じなかったけど、この映画でブレイクしたんだろうなあ。