データを見ると、アメリカって宗教国家って気も

 イアン・ブレマーのTwitterはデータが豊富で面白いのだが、こんな数字が...

 神の存在を確信している人がどれだけいるかという国別データ。アメリカは国民の63%で、アルメニアに次ぐ。イタリアとかスペインとかはカソリックで信仰心が厚そうな印象があったが、イタリア26%、スペイン25%。その倍以上というわけで、かなり高い。英国12%、フランス11%と比べると、ダントツ。

 アメリカってグローバル・スタンダードの基準のように見られがちだが、世界から見ても、宗教色の強い、かなり特異な国家なのだなあ。そんなことを改めて考えさせられる。やっぱり、アメリカと宗教の関係を考えないと、アメリカの政治、社会を理解することはできないのかもしれない。いまや北朝鮮よりもイランが敵なのも、そんなところに遠因があるのだろうか。韓国の文在寅大統領はカソリックだけど、宗教的なバックグラウンドは有利に働くのか。アメリカと宗教の関係をとりあげた本が多いのもわかる。

アメリカと宗教―保守化と政治化のゆくえ (中公新書)

アメリカと宗教―保守化と政治化のゆくえ (中公新書)

 
宗教からよむ「アメリカ」 (講談社選書メチエ)

宗教からよむ「アメリカ」 (講談社選書メチエ)

 
熱狂する「神の国」アメリカ 大統領とキリスト教 (文春新書)