東芝も電子書籍配信サービスに参入

東芝は2011年にも国内で電子書籍配信サービスに乗り出す。凸版印刷と組み、電子書籍サイトを開設する。東芝はパソコンや電子書籍端末の販売だけでなく配信サービスも手がけて収益源を広げる。国内の電子書籍配信サービスにはシャープやソニーなどが携帯電話会社とともに年内に参入する予定。企業間の競争が、電子書籍の普及を後押ししそうだ。

 電子書籍をめぐり、国内エレクトロニクス・メーカーの動きが活発。シャープ、ソニーに続き、東芝も参入。国内で消耗戦か。ガラパゴスを競い合うのか。世界市場、そこまで言わなくてもアジア市場ぐらいは視野に入れているんだろうか。この日記の記事だと、日本の電子書籍の市場規模は...

調査会社によると国内の電子書籍市場は600億円。14年には1300億円を超える規模になる見通し。

 市場というのは売上規模なのだろうか。とすると、600億円、1300億円といっても、電子書籍配信サービスの取り分(マージン)はどのぐらいなんだろうか。市場を独占したとしても、収益はそれほど大きくないように思える。そこを3グループで競い合うということは...。世界にまで市場を広げ規模を追求するのか、ECなどを組み合わせた電子出版としての新たなビジネスモデルを構築するのか、どちらか考えていかないと、儲からないような気がするが...。通信会社はトラフィックが増えればいいんだろうから、自分たちのインフラの上で踊る人が増えてくれれば、それでいいのかもしれないけど。