菅内閣支持率、読売の調査でも66%から53%に低下

読売新聞社が1-3日に実施した全国世論調査(電話方式)で、菅内閣の支持率は53%となり、内閣改造直後の前回調査(9月17ー18日実施)の66%から下落した。不支持率は37%(前回25%)だった。沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、検察が中国人船長を処分保留のまま釈放したことを「適切ではなかった」と思う人は72%に達し、その理由としては「日本は圧力をかけると譲歩するという印象を与えるから」が41%で最も多かった。中国側の強硬姿勢に対する日本側の対応への不満が、内閣支持率を引き下げたようだ。

 読売新聞が菅内閣の支持率を載せていた。下がってはいるが、53%はキープしており、産経・FNNの調査ほど急落していない。意外と支持を確保している数字と読むこともできるのかもしれない。朝日の調査結果も見てみたいところ。調査は、そのときの事象に左右されやすいので、各社、どのタイミングで調査するか、考えているのだろうか。
【追記】毎日の調査では、64%から49%に急落
 あとになって気がついたのだが、毎日新聞世論調査を発表していた。それは、こんな具合...

毎日新聞は2、3の両日、全国世論調査を実施した。菅内閣の支持率は49%と再び5割を割り込み、9月の前回調査(64%)から15ポイント減と急落。沖縄県尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件を巡り、中国人船長の釈放を「検察の判断」とする政府の説明に「納得できない」との回答が87%を占めた。「政府が政治判断を示すべきだった」との回答も80%に上り、政府対応への批判が支持率低下を招いた。

 産経・FNNと、ほぼ同じ調査結果。こちらでは数字は急落している。いずれにせよ中国問題が響いているのは間違いない。
【やぶしらず通信・関連ログ】
代表選後の世論調査に見る菅首相支持率(2010年9月16日)http://t.co/bAlN0ry
内閣改造後も菅内閣支持率は上昇 (2010年9月19日) http://t.co/19bsLGA
菅内閣支持率が、64.2%から48.5%に急落(2010年10月2日) http://t.co/rQyzUKF