チリの落盤事故、発生から69日で全員救出。で、映画化の話もいろいろ...

チリ北部コピアポ近郊のサンホセ鉱山に作業員が閉じ込められた落盤事故で、12日夜に開始された救出作業は13日午後9時55分(日本時間14日午前9時55分)、33人全員を無事引き上げて完了、空前の救出作戦は事故発生から69日ぶりに大成功のうちに終わった。マニャリク保健相によれば、14日午前4時(同午後4時)ごろには全員が病院に移る予定で、異常が見られない作業員は同午後(同15日午前)にも退院できる可能性がある。一方、同保健相は、救出後に病院に搬送された17人のうち、7人が集中治療室で治療を受け、うち1人は急性肺炎であることを明らかにした。2人も全身麻酔手術が必要なほどの歯の感染症を患っているという。

 チリの鉱山の落盤事故、全員が救出される。69日かあ。当初見込まれていたよりは短期間で終わったが、それでも2カ月を超える地底生活だったのか。しかし、歯の感染症って全身麻酔手術が必要な事態になることもあるのか。怖いなあ。
 昨日からテレビは、このニュースをずっと伝えていたが、スリルとサスペンスと友情と連帯、さらには本妻と愛人のドロドロの愛憎劇も交えながらのハッピーエンドともなれば、当然、映画化の話も出てくる。例えば、こんな話...

 チリ人映画監督のロドリゴ・オルトゥサル氏が、家族らが待つテント村「エスペランサ(希望)」にカメラを持ち込んで撮影作業を展開中。ドキュメンタリーとフィクションを組み合わせた構成になり、作業員に似た俳優を探している。タイトルも作業員の人数にちなんだ「33人」と決定しており、今後は救出された作業員と、権利などについて話し合うことになる。収益は、作業員の子供らの教育費に寄付される予定と伝えられている。

 さらに、大物スター俳優のキャスティングの噂も飛び交ったり...

現在世界中が見守る中で33名の救出が続くチリで起きた鉱山落盤事故だが、早くも映画化が計画されていて、この「奇跡の救出劇」の主役にはスペイン人俳優のハビエル・バルデムがキャスティングされるのではないかとうわさされている。

 ヒロインは、バルデムと結婚したばかりのペネロペ・クルスだったりするんだろうか。群像劇にもなるし、登場人物は60代から19歳の役まであるうえ、救出チームを含めると国際的で、キャスティングの自由度も高いし、当分、いろいろな噂が飛び交うのかも。大統領は今回の救出劇の中継で支持率が上がったらしいから、本人が出たがったりして...。
【追記】
 チリ落盤事故の映画化話。やっぱり盛り上げってきて、こんな話も出てきた。

チリではすでに映画化が決まり、米ハリウッドでも関係者が水面下で動き始めているという。これを受けてハリウッドライフでは、映画化された場合の理想的な配役を独自に選出、サイト上で公開した。まず最後の生還者となった現場責任者のウルスアさんには「ハリソン・フォードがピッタリ」と指摘。地形学者で冷静沈着、インテリジェンスを感じさせる風貌を選出の理由に挙げた。地上で夫たちの安否を気遣う家族のまとめ役には『マディソン郡の橋』『プラダを着た悪魔』のメリル・ストリープ(61)。チリのピニェラ大統領役には『ノーカントリー』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したスペイン人のハビエル・バルデム(41)を適役とした。愛人がいたことがバレた作業員ヨニ・バリオスさん(50)も目玉。この色男には離婚歴のあるスペイン人俳優、アントニオ・バンデラス(50)、愛人役にはセクシー女優、メキシコ出身のサルマ・ハエック(44)をノミネート。若い作業員役には若手の注目株、テイラー・ロートナー(18)を「抜擢したい」と提案している。

 まあ、俳優の名前をあげるだけならば、これは頭の体操で、いかようにでも組み合わせができる。アントニオ・バンデラスサルマ・ハエックの名前まで出てきて、スペイン・中南米系の国際派俳優のオールスター映画みたいになっていくなあ。
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