村上春樹、「核に対する『ノー』を叫び続けるべきだった」

スペイン北東部のカタルーニャ自治州政府は9日、バルセロナの自治州政府庁舎で、今年のカタルーニャ国際賞を作家の村上春樹さんに授与した。村上さんはスピーチで、東日本大震災と福島第1原発事故に触れ、原爆の惨禍を経験した日本人は「核に対する『ノー』を叫び続けるべきだった」と述べた。▼「非現実的な夢想家として」と題したスピーチで、村上さんは福島第1原発事故を「(日本にとり)2度目の大きな核の被害」と表現。...

 村上春樹福島原発問題と原子力発電問題について発言。そのタイトルが「非現実的な夢想家として」というところが村上春樹らしい。小説やエッセイだけではなくて、「壁と卵」のように村上春樹はスピーチにもいいものが多い(『村上春樹 雑文集』に代表的なものが収録されている)。このカタロニアでのスピーチも全文を読んでみたい。
【追記】
 YouTube村上春樹の講演がアップされていた。

 文章になったものもこちらに。
村上春樹さん:カタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文(上) - 毎日jp => http://bit.ly/k0NbCF

村上春樹 雑文集

村上春樹 雑文集