総選挙情勢、投票先を決めていない人が多いが、まずは自民党圧勝の様相

 新聞各紙が総選挙の情勢分析を載せる。まずは朝日新聞...

現時点で(1)自民は小選挙区が好調で比例区と合わせ単独で過半数を確保する勢い(2)民主は惨敗で100議席を割り込む公算が大きい(3)第三極の日本維新の会比例区で民主と肩を並べ、小選挙区と合わせて50議席前後に(4)日本未来の党比例区で8議席前後を確保しそうだが小選挙区では苦戦、などの情勢になっている。

 続いて、読売新聞...

政権復帰を目指す自民党小選挙区選、比例選とも優勢に戦いを進めており、単独で過半数(241)を大きく上回る勢いだ。

 日本経済新聞...

全480議席のうち自民党単独過半数を確保する勢いで、公明党との政権復帰の可能性が高まっている。民主党は激減し、公示前勢力(230議席)の半分以下になりかねない。日本維新の会比例代表で勢いをみせるが、第三極の各党は全国での浸透が課題になっている。

 産経新聞...

第46回衆院選(16日投開票)について、産経新聞社が全国の総支局を通じて公示後の情勢を探ったところ、自民、公明両党で過半数(241議席)を上回る勢いであることが5日、分かった。民主党は公示前の230議席から激減して100議席を下回ることもあり得る。日本維新の会など「第三極」も伸び悩んでおり、自公両党が政権に復帰する公算が大きくなっている。

 そして共同通信...

共同通信社は第46回衆院選について4、5両日、全国の有権者約12万3700人を対象に電話世論調査を実施し、現時点での情勢を探った。自民党小選挙区比例代表ともに優位に立ち、単独過半数(241議席)を確保、公明党と合わせ300議席をうかがい、政権奪還の公算が大きくなっている。民主党は公示前の230議席から激減し70議席前後となる可能性がある。日本未来の党日本維新の会みんなの党といった第三極勢力は伸び悩んでいる。

 ほとんどの調査で、自民党単独過半数を突破し、圧勝という分析。ただし、まだ投票先を決めていない人も多いので、この人たちが投票次第で、また情勢が変わってしまうのだろうが、今のところ、時代はゼロ年代に戻ろうとしている。この3年の間に、自民党は何を学び、どう進化したのだろう。大体、小泉政権の後、安倍、福田、麻生と自民党政権は混迷を極めて、その結果が政権交代だったわけで、「日本を、取り戻す。」と力まれても、どうなるものか、不安が残るなあ。あの時代をどう総括しているのだろう。その反省をどう活かすのだろう。

首相の蹉跌―ポスト小泉 権力の黄昏

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