常盤新平氏が死去。思い出すのはアーウィン・ショーの翻訳

直木賞作家で、米現代文学などの翻訳や洗練されたエッセーでも知られた常盤新平(ときわ・しんぺい)さんが22日午後、肺炎のため死去した。81歳だった。

 直木賞作家でもあるけど、印象に残っているのは翻訳だなあ。特に、この1冊。

夏服を着た女たち (講談社文庫)

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 アーウィン・ショーの「夏服を着た女たち」。なかでも「憂いを含んで、ほのかに甘く」が好きだったけど、この短編に、この映画のストーリーが似ているので、話題になった。
Wの悲劇 デジタル・リマスター版 [DVD]

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 それはそれとして、やっぱり米国小説をはじめとした現代米国文化の紹介者としての常盤氏のほうが印象に残っている。そういえば、この本も常盤氏の翻訳だった。
大統領の陰謀―ニクソンを追いつめた300日 (文春文庫)

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 米国ノンフィクションの翻訳も多かったなあ。合掌。
常盤新平 - Wikipedia http://bit.ly/10IabeJ
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