中国は、この映画で偶発戦争の危険を勉強してほしい...「駆逐艦ベッドフォード作戦」

 尖閣諸島周辺の海域で中国艦船が日本の護衛艦に火器管制レーダーを照射したり、危険なゲームをしている。いくら両国の関係が緊迫しているといっても、いまどき先進国で戦争など望む人はいないのだから、武力衝突など起きないというのが現代の常識と思わがちだが、こうしたゲームに興じていると、偶発的な武力衝突が起きないとも限らない。そこで思い出すのが、この映画...

 米ソ冷戦時代の1965年の米国映画。北大西洋で、ソ連の潜水艦を米国の駆逐艦が執拗なまでに追尾し、追い詰めていく。冷戦下の海洋覇権ゲームの一幕だが、ぎりぎりの挑発の果てに何が起きたのか。どちらも戦争などする気はないのだが、異様なまでの緊張の中で、ちょっとしたはずみで...。海洋上での偶発戦争を、これほどリアルに描いた映画はないかもしれない。中国は、この映画で勉強してほしいなあ。今やっているゲームがどれだけ危険なことかを。
駆逐艦ベッドフォード作戦 - Wikipedia
いよいよ緊迫する日中関係:ロックオン - 英エコノミスト - JBプレス訳