ディズニー、「ローン・レンジャー」で1億ドルを超える損失計上へ

米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニー(DIS.N: 株価, 企業情報, レポート)は6日、夏公開のジョニー・デップ主演映画「ローン・レンジャー」の製作に絡み、1億6000万─1億9000万ドルの損失を計上する見込みであることを明らかにした。第3・四半期(6月末まで)の業績は小幅増益となっている。

 ディズニーがまた、やっちゃった。昨年は「ジョン・カーター」で映画史に残る大コケを演じたが、今年は、いまテレビCMでガンガン宣伝している「ローン・レンジャー」がコケてしまった。巨額の製作資金とマーケティング資金をかけて一気に勝負するハイリスク・ハイリターン商法はやっぱりハイリスクなんだなあ。今回は、ジョニー・デップを出してリスクヘッジしたつもりだったのだろうけど、ショービジネスはそれほど甘くないのだな。「パイレーツ・オブ・カビリアン」で当てた夢というか、方程式が忘れられないのかも。
 「ジョン・カーター」では、映画製作部門が飛んだけど、今度はどうなのだろう。でも、ディズニーの場合、テーマパークやら何やらで何とかかんとか増益は確保してしまう。「ジョン・カーター」のときもそうだったし、今回も増益は確保して言える様子。だから、博打がやめられないところでもあるんだろうか。
【やぶしらず通信・関連ログ】
★ ディズニーの映画「ジョン・カーター」が大コケして話題になっている - やぶしらず通信 => http://bit.ly/HZytc4
★ 「ジョン・カーター」大コケで、ついにディズニー・スタジオ(映画製作部門)の会長が辞任 - やぶしらず通信 => http://bit.ly/IOPynC